モルタル計算ツール
レンガ、ブロック、袋の数を自信を持って計画しましょう。壁の寸法を入力すれば、モルタルの体積、必要な袋数、砂、セメント、石灰を瞬時に見積もり、施工内容をリアルタイムの図で表示します。
モルタル配合計算ツール
組積工事に必要なモルタルの量を計算します
施工イメージのリアルタイム表示
レンガ壁計算結果
下記の2つの選択肢からいずれか1つを選んでください。両者は同じ量のモルタルを用意するための代替手段であり、合算するものではありません。
選択肢A — 既調合の袋を購入
選択肢B — 自分で配合する
注意: この計算ツールはあくまで概算を提供するものです。実際に必要な材料は、現場の状況、施工方法、材料の特性によって変わることがあります。
モルタル計算ツールの使い方
モルタル計算ツールを使うには、壁の寸法を入力し、ユニットのサイズとモルタルの種類を選んでから、結果パネルで袋数と材料の合計を確認します。入力するたびに見積もりが更新されるので、最初からやり直すことなく、より厚い目地や強度の高い配合を試すことができます。各結果はすでに袋単位に切り上げられています。販売業者は袋を端数では売らないためです。
ステップ・バイ・ステップガイド
- 1 プロジェクトの種類を選ぶ
レンガ壁、ブロック壁、石壁、または舗装・敷石。
- 2 壁の寸法を入力する
長さ、高さ、厚さを入力し、目地の厚さは3/8インチ (9.5 mm) の標準値またはカスタム値に設定します。
- 3 レンガまたはブロックのサイズを選ぶ
標準レンガや8″ × 8″ × 16″のブロックなどのプリセットを選ぶか、カスタムユニットを入力します。
- 4 モルタルの種類を選ぶ
Type N、S、M、Oのいずれかで、セメントと砂の比率が決まります。
- 5 ロス率を設定する
10%から始め、不規則な作業の場合は引き上げます。
- 6 結果を確認する
選択肢A (既調合の袋) と選択肢B (自分で配合) を比較します。
ヤード・ポンド法とメートル法の切り替え
入力欄の上にある切り替えボタンで、ヤード・ポンド法とメートル法を切り替えられます。ヤード・ポンド法モードでは、長さをフィート (ft)、厚さをインチ (in) で読み取り、体積を立方フィート (cu ft) で返します。メートル法モードでは、長さをメートル (m)、厚さをセンチメートル (cm) で読み取り、体積を立方メートル (m³) で返します。袋数は両モードで同じです。60 lb (27 kg) の袋は、どの単位で読んでも同じ量のモルタルが入っているためです。
モルタルはどれくらい必要?
単層 (シングルワイズ) のレンガ壁には、壁面1平方フィートあたり約0.08立方フィート (2.3リットル) のモルタルが必要で、これはレンガ工事8平方フィート (0.74 m²) ごとに60 lb (27 kg) の袋1つに相当します。ブロック壁はユニットが大きく目地が少ないため、1平方フィートあたりの必要量は少なくなります。下記の3つの簡単な目安は、職人がモルタルの発注量を見積もる一般的な方法を網羅しています。
レンガ1,000個あたりに必要なモルタル
標準レンガ1,000個には、3/8インチ (9.5 mm) の目地で積む場合、60 lb (27 kg) のモルタル17袋、または80 lb (36 kg) の13袋が必要です。同じ作業を手作業で配合する場合は、セメント2袋、消石灰2袋、砂8立方フィート (0.23 m³) を見込んでください。
| レンガの数量 | 60 lb 袋 | 80 lb 袋 |
|---|---|---|
| レンガ500個 | 9袋 | 7袋 |
| レンガ1,000個 | 17袋 | 13袋 |
| レンガ1,500個 | 26袋 | 19袋 |
ブロック100個あたりに必要なモルタル
標準的な8インチ (203 mm) のコンクリートブロック100個には、3/8インチの目地で60 lb (27 kg) のモルタル9袋、または80 lb (36 kg) の7袋が必要です。6インチ (152 mm) のブロックは少し少なく、12インチ (305 mm) のブロックはより多く使うので、発注前にブロックの奥行きを確認してください。
| ブロックの数量 | 60 lb 袋 | 80 lb 袋 |
|---|---|---|
| ブロック100個 | 9袋 | 7袋 |
| ブロック200個 | 17袋 | 13袋 |
| ブロック300個 | 26袋 | 19袋 |
1平方フィートあたりに必要なモルタル
1平方フィートあたりのモルタルは、ユニットのサイズと目地の幅に応じて0.05〜0.08立方フィート (1.4〜2.3リットル)の範囲になります。小さなユニットほど目地が多くなるため、レンガ壁は上限側に位置し、ブロック壁は下限側に位置します。下記の数値に壁面の面積を掛ければ、モルタルの体積をすばやく算出できます。
| プロジェクトの種類 | 1平方フィートあたりのモルタル | 60 lb 袋のカバー範囲 |
|---|---|---|
| レンガ壁 (4″単層) | 0.08 cu ft (2.3 L) | 約8 sq ft |
| ブロック壁 (8″) | 0.06 cu ft (1.7 L) | 約11 sq ft |
| 石壁 (不規則) | 0.10 cu ft (2.8 L) | 約6 sq ft |
袋、砂、セメント、石灰の解説
結果パネルには、同じモルタルを用意する2つの方法が表示され、どちらか一方を選びます。選択肢Aは既調合の袋を数えるもので、60 lb (27 kg) の袋から約0.66立方フィート (18.7リットル) のモルタルが得られます。選択肢Bは現場で配合するための原材料を列挙します。94 lb (43 kg) 袋のセメント、50 lb (23 kg) 袋の消石灰、そして立方フィートまたは立方ヤード単位の砂です。Type Nの配合では砂が8部のうち6部を占めるため、砂は常に最も多い材料になります。セメントと消石灰はそれぞれわずかな割合で、決して砂より多くなることはありません。
モルタル計算の仕組み
モルタル計算ツールは体積法で動作します。これは壁全体の体積から組積ユニットの体積を差し引いて、モルタルが埋める隙間を求める方法です。このアプローチは、ユニットの正確なサイズと目地の幅を考慮するため、おおまかな経験則よりも優れています。この方法は、モルタル (組積) に関するWikipediaの記事で説明されている標準的な組積体積の手法に従っています。
モルタル体積の計算式
モルタル体積の計算式は、壁の体積を求め、中身の詰まったユニットを取り除き、湿潤体積を乾燥体積に変換します。8″ × 8″ × 16″のブロックを1″のモルタル間隔で積んだ、8″厚の14′ × 10′の壁について、手順を追って計算してみましょう。
1. 壁の体積 = 14′ × 10′ × 0.67′ (8″) = 93.24 cu ft
2. ブロックの体積 (モルタルなし) = 0.666′ × 1.33′ × 0.666′ = 0.59 cu ft
3. ブロックの体積 (1″モルタルあり) = 0.75′ × 1.42′ × 0.666′ = 0.71 cu ft
4. ブロックの数 = 93.24 ÷ 0.71 = 131個
5. 湿潤モルタル = 93.24 − (131 × 0.59) = 93.24 − 77.29 = 15.95 cu ft
6. 乾燥モルタル = 15.95 × 1.33 = 21.21 cu ft (0.60 m³)
モルタルは水を加えると体積が約33%減少するため、湿潤値に1.33を掛けて、実際に購入する乾燥モルタル配合材を求めます。60 lb袋あたり0.66立方フィートとすると、この例の21.21立方フィートには切り上げで33袋が必要です。
ロス率を加えるべき理由
ロス率を加えるべき理由は、実際の現場ではこぼれ、こて板から落ちたかき取り分、割れたユニットによってモルタルが失われるためです。10%のロス率はほとんどのレンガ・ブロック作業に適しており、計算ツールの初期値になっています。石材、不規則なユニット、初めての作業では15%に引き上げ、経験豊富な作業員による清潔で反復的なブロック積みでは5%に下げます。この係数は最終的な合計を引き上げるので、途中で足りなくなることなく、一度の発注で作業分をすべてまかなえます。
プロジェクトの種類別のモルタル見積もり
モルタルの使用量はプロジェクトの種類によって変わります。ユニットのサイズと目地の数がそれに伴って変わるためです。計算ツールはレンガ壁、ブロック壁、石壁、舗装に応じて目地の見込み量を調整します。それぞれで何を想定すべきかを下記の解説で示します。
レンガ壁
レンガ壁は小さなユニットが多くの目地を生むため、1平方フィートあたりのモルタル使用量が最も多くなります。標準レンガの寸法は2¼″ × 3⅝″ × 8″で、単層の壁には1平方フィートあたり約0.08立方フィート (2.3リットル) のモルタルが必要です。モジュラーレンガは同じ面積により多くのユニット、つまりより多くの目地が入るため、数量がさらに増えます。
ブロック壁
ブロック壁は、8″ × 16″の各面だけで約0.89平方フィートをカバーするため、1平方フィートあたりのモルタル使用量が少なくなります。標準的な壁では1平方フィートあたり約1.125個のブロックを使い、ブロック100個には60 lb (27 kg) のモルタルが約9袋必要です。コンクリートブロックには4″、6″、8″、10″、12″、14″、16″の奥行きがあり、8″の奥行きがほとんどの見積もりの基準になります。
石材・舗装のプロジェクト
石材・舗装のプロジェクトは目地が不規則なため、モルタルの見込み量を多めに取る必要があります。垂直の作業には石壁を、平らな作業には舗装・敷石を選ぶと、計算ツールは固定のユニットサイズではなく面積と目地の深さから見積もります。石材では隙間が目地ごとに異なり、敷床が平らに収まることもまれなので、15%のロス率を加えてください。
モルタル配合比 (Type N、S、M、O)
モルタルの配合比は、各種類にセメント、石灰、砂をどれだけ入れるかを定め、壁の強度を決定します。標準的な4つの種類はType N、Type S、Type M、Type Oで、下記にセメント : 石灰 : 砂の比率で記載しています。
セメント、砂、石灰の比率
セメントと砂の比率は、最も強い配合のセメント1に対し砂3から、最も柔らかい配合のセメント1に対し砂9までの範囲になります。消石灰は結合剤として働き、作業性と仕上がった目地の耐久性を高めます。下記の表は、ASTM C270のモルタル仕様に従って、各比率を1平方インチあたりのポンド (psi) 単位の圧縮強度と対応させています。
| モルタルの種類 | セメント : 石灰 : 砂 | 圧縮強度 | 代表的な用途 |
|---|---|---|---|
| Type O | 1 : 2 : 9 | 350 psi (2.4 MPa) | 屋内、非耐力 |
| Type N | 1 : 1 : 6 | 750 psi (5.2 MPa) | 地上の壁、煙突 |
| Type S | 2 : 1 : 9 | 1,800 psi (12.4 MPa) | 基礎、擁壁 |
| Type M | 3 : 1 : 12 | 2,500 psi (17.2 MPa) | 重い耐力壁、地下 |
どのモルタルの種類を使うべき?
地上の一般的なレンガ工事やブロック壁にはType Nを使います。1:1:6の配合が強度と作業性のバランスを取るためです。軽い荷重を受ける基礎、擁壁、地下の作業にはType Sを選びます。最も重い耐力壁や構造補修にはType Mを使います。Type Oは屋内の間仕切り壁や歴史的な組積の目地補修用に取っておきます。柔らかい配合が古いユニットをひび割れから守るためです。
モルタルの費用はどれくらい?
モルタルの費用は2026年時点で既調合の袋1つあたり7〜12ドルで、自分で配合する場合は、セメント、石灰、砂を別々に買えば1立方フィートあたりの費用は安くなります。QUIKRETE、Sakrete、SpecMixといったブランドはほとんどの資材店で出来合いの袋を販売しており、ばら売りの砂は地元の採取場から入手できます。下記の2つの表で両方の方法の価格を示します。
袋あたりの価格
| 材料 | 袋 / 単位 | 価格帯 |
|---|---|---|
| 既調合モルタル (60 lb / 27 kg) | 1袋あたり | $7 – $10 |
| 既調合モルタル (80 lb / 36 kg) | 1袋あたり | $8 – $12 |
| ポルトランドセメント (94 lb / 43 kg) | 1袋あたり | $13 – $16 |
| 消石灰 (50 lb / 23 kg) | 1袋あたり | $11 – $15 |
| メイソンサンド | 1 cu yd (0.76 m³) あたり | $35 – $50 |
材料費の合計を見積もる
結果の数量に上記の価格を掛けて、材料費の合計を見積もります。20′ × 8′のレンガ壁には60 lbのモルタルが約22袋必要で、既調合の方法では$154〜$220かかります。同じ壁を手作業で配合する場合は、セメント約2袋、石灰2袋、砂11立方フィート (0.31 m³) を使い、おおよそ$80〜$110です。現場での配合は大きな作業ではコストを節約できますが、人件費とミキサーのレンタル代が加わります。プロジェクトの種類別の計算例については、組積積算ガイドをご覧ください。
正確なモルタル見積もりのためのコツ
- 壁の長さ、高さ、厚さは入力前に2回測りましょう。厚さの1インチの誤差が体積全体を変えてしまうためです。
- 目地の厚さは実際のレイアウトに合わせましょう。目地はモルタル体積の大きな割合を占めるためです。
- 正確なユニットサイズは販売業者に確認しましょう。標準レンガとモジュラーレンガでは数量が異なるためです。
- 通常の作業ではロス率を10%に保ち、石材や不規則なユニットでは15%に引き上げましょう。
- 既調合の袋と原材料は同じ作業で両方とも発注しないようにしましょう。2つの選択肢は同じモルタルをまかなうものだからです。
- 可能なかぎり同じブランド・同じロットから購入しましょう。色と強度が壁全体で均一に保たれるためです。
プリセットに当てはまらない作業がある、あるいはおかしいと思う数値を見つけましたか?壁の詳細を添えてお問い合わせください。発注量の算出をお手伝いします。
よくある質問
レンガ1,000個にはモルタルが何袋必要ですか?
3/8インチ (9.5 mm) の目地で積んだ標準レンガ1,000個には、60 lb (27 kg) のモルタル配合材が約17袋、または80 lb (36 kg) の13袋が必要です。代わりに自分で配合する場合は、セメント約2袋、消石灰2袋、砂8立方フィート (0.23 m³) を見込んでください。より小さなモジュラーレンガは、目地が増えてモルタルも多くなるため、数量が増えます。
ブロック100個あたりモルタルは何袋ですか?
3/8インチの目地で積んだ標準的な8インチ (203 mm) のコンクリートブロック100個には、60 lb (27 kg) のモルタル約9袋、または80 lb (36 kg) の7袋でまかなえます。6インチ (152 mm) のブロックではこの数は減り、より多くの横目地と縦目地を持つ高い壁では増えます。
モルタルに必要な砂とセメントの量はどれくらいですか?
1:1:6の比率のType Nモルタル1立方フィート (28.3リットル) には、セメント0.125立方フィート、消石灰0.125立方フィート、砂0.75立方フィートが必要です。砂が8部のうち6部を占めるため、常に体積で最も多い材料になります。
最適なモルタル配合比は何ですか?
セメント1部、石灰1部、砂6部 (1:1:6) のType Nが、地上の壁に最適な汎用の比率です。基礎や擁壁にはType S (2:1:9)、地下の重い耐力作業にはType M (3:1:12)、屋内や歴史的建造物の目地補修にはType O (1:2:9) を使います。
モルタル目地はどのくらいの厚さにすべきですか?
標準的なレンガ・ブロック工事では、モルタル目地は3/8インチ (9.5 mm) の厚さにすべきです。より薄い1/4インチ (6 mm) の目地は密に詰めるモジュラーレンガに適し、1/2インチ (13 mm) の目地は粗い石材に適します。目地の厚さはモルタルの体積に直接影響するため、計算ツールはこれを尋ねます。
モルタルが乾いて硬化するまでどのくらいかかりますか?
モルタルは24〜48時間でしっかり固まり、28日で完全な硬化強度に達します。暑い日や風の強い日には、配合が均一に水和するよう、最初の3〜7日間は壁を湿らせておきましょう。寒さは硬化を遅らせ結合を弱めるため、40°F (4°C) を下回る環境ではモルタルを積むのを避けてください。
この計算ツールは石材や舗装にも使えますか?
はい、プロジェクトの種類として石壁または舗装・敷石を選ぶと、モルタル計算ツールは固定のユニットサイズではなく面積と目地の寸法から見積もります。石材や舗装の目地は大きくばらつくため、不規則な隙間に対しては15%のロス率を加えてください。
モルタルはどのくらい余分に発注すべきですか?
ほとんどの作業では、こぼれ、落ちたモルタル、破損をまかなうため、モルタルを10%余分に発注します。石材、不規則なユニット、初めての作業ではロス率を15%に引き上げ、経験豊富な職人による清潔で反復的なブロック積みでは5%に下げます。
モルタルとコンクリートの違いは何ですか?
モルタルは組積ユニット同士を接着するもので、セメント、石灰、細かい砂のみを使うため、粘りがあり作業性に優れています。コンクリートは構造荷重を支え、強度のために粗い砂利を加えます。モルタルで基礎を打つことはできず、コンクリートでレンガを据えることもできません。
計算ツールでセメントが砂より少なくなるのはなぜですか?
セメントが砂より少なくなるのは、配合比で砂のほうがはるかに多く配合されているためです。Type Nモルタルでは、セメントは8部のうち1部、砂は8部のうち6部なので、セメントは常に砂の体積の約6分の1になります。セメントが砂より多いと表示される結果は、計算式の誤りを示しています。